2話になって、奥さんが君嶋(大泉洋)をきつく説得する
家庭パートが増えましたね。
そのためか、前回の感想で「サバサバして可愛らしい」と彼女の事を書いたのですが、
「サバサバ」というよりむしろ、
見ていて「グサグサ」する気持ちの方が勝ってしまいました。
主人公を鼓舞するキーパーソンの一人として
しっかり支える奥さん像を描きたいのは分かるのですが、
家庭パートに切り替わるたび「旦那に息子の悩みを押し付けてばかり」
「自分はデスクワークばかり」に見えてしまうのはどうかと思います。
口を開けばネガティブな発言だらけですし。
せめて、見ていて子供が可哀想に感じられてしまうような辛辣な台詞を
何とか緩和させて行って欲しいものです。
また、「面白くはなって行きそうな、でも不安もあるような?」とも
書いたのですが、今回も同じように、物語の設定のどこに重点を置くのか?という点で
不安を覚える内容となってしまった印象でした。
個人的には、企業のクラブであるラグビー部の再生物語と、企業での経営・仕事内容が
あまり絡み合ってない気がして、舞台をわざわざ中小企業にする必要はあったのか?
と思えてしまう程なのです。
それに加えて、君嶋の左遷からの下克上物語、"ラグビーに興味のなかった"君嶋が
人々を通して徐々にラグビーを好きになって行く成長物語と、
かなり重要となる話が混雑している状態。
基本的な「勧善懲悪」の作りは、原作&このスタッフなら安定しているのですから、
例えば、プロの位置にいるラグビーチームの監督として彼が就任していた所、
とあるミスで、格下げになったB級クラスの所に左遷され、
そこで監督となり一団となって強いチームに仕立て上げていく更生物語…と、
「企業」の設定を排除しても良かったのかもしれませんね。
まぁとりあえず、今の所は「ガツンと掴まれそうで中々掴まれない」感じなので、
早く本当に熱くなれる展開を見てみたいです…。
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