凪のお暇 8話 感想|ぬか漬けパワーで一皮むける慎二…だが敗北。

 

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凪(黒木華)が慎二(高橋一生)にぬか漬けを渡し、

家族の事、最近自分の身に起こった事をベランダ越しで語らうシーンに思わず涙…。

まるでその様子が、1話でゴン(中村倫也)が凪にゴーヤを渡した構図と一緒に見えまして。

ピアノ調の優しい劇伴に、ポリポリという音が響き渡るぬか漬けに、

自然と笑みをこぼす事で生まれる心地よい空間に…

きっとこの純真無垢さが、慎二の心を動かしたのでしょうね。

 

序盤の頃は「自分に仮面をつけながら生きている」を共通点として、

ありのままが出せた過程で最後には元サヤに戻る展開になるんじゃないかと

予想していましたが…

慎二もゴンも、「恋人」として身近にいるより、

「お隣」同志の方が腹を割って話せるし、お互い合っているのかもしれません。

あのシーンを見て、そう確信。

 

思った事をサラッと言えて行動に移せるゴンの姿に、

俺はなんて素直じゃないんだろうと、最初は自分と相手を比べていた慎二。

そんな心細さが感じられた描写があった分、

「今はもじゃもじゃの方が良い」と言いながら凪の頭に触れる彼の行動は

今までで一番素直さが出てましたし、一番頼もしい存在に映っていたと思います。

主題歌も相変わらず良いタイミングでかかってきて、胸が熱い。

  

凪は凪で成長してきているのは目に見えますが、

言葉と後ろめたさで重い雰囲気を作り上げる母・夕(片平なぎさ)には敵わないという所。

でも、「パーマで挑めば良いのに」「ここですっぱり断れたら…」なんて野暮な事は言えず。

ここの対峙シーンの演出が印象的で、

凪に焦点を当てて背景だけが遠のく映像を見て、如何に

「頭が真っ白になるほど言い返せない、どれだけ強烈な存在なのか」が十分伝わるから…。

コーンは好きでも、粒がぎっしり詰まっているとうもろこしが苦手だというのも、

親子関係を踏まえれば何となく理解出来ちゃいます。

 

タイトルマッチに負けて帰ってきても、

慎二も責めないし、坂本さんは次はもっと良いものを作ろうと励ましてくれる。

あぁ、皆それぞれに自分のペースで成長しているんだなぁと思うと、

ちょっと嬉しくなります。

 

人生において勉強は続くとはよく聞きますが、本作を見ていると

大人になっても成長する事があるのだとも考えさせられましてねぇ…。

前に進むのだけが良い方法ではなくて。

壁にぶつかって、「どうすれば良いかわからない」と悩み続けて、お暇をして…

そんなブレイクタイムも成長には必要不可欠なのだと、しみじみ思いますね。

 

次回は本当に慎二が親を紹介してしまうのか?親と向き合う事が出来るのか?

今回で一皮むけた彼ですが、

また次の段階へとステップアップする姿が見られそうで、楽しみです。

 

 

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