まだ結婚できない男 8話 感想|桑野さんというキャラは本当に憎めない…

 

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前回に引き続き、視聴者の株を上昇させる傾向にある桑野さん(阿部寛)。

シーズン2になって初めて泣かされたわ…

 

予告の時点で ぶった斬る系ではなく感動系に走るんだという情報を得て、

何となくどんな流れになるかは察しはついていたけど、

あの結婚スピーチのシーンに、

桑野にしか持っていない魅力が全て詰まっていました。

 

結婚のスピーチを任せるなら、会社の上司より中学や高校の友達じゃないか?とは思うし、

頼むべき人じゃないというのは

英治(塚本高史)が他の誰よりも知っているとも思うんですが、

それでも頼んでしまうのは、やっぱり心のどこかで信頼を寄せている所が大きいんですよね。

「絆なんてくだらない」と最初は毒を吐いていても、

いざという時にはその真意をしっかり汲み取ってくれる人で、

予想だにしない形で胸に残る言葉を贈ってくれる人でもある。

視聴者もそんな桑野さんの人間性を見てきているから、

どうしても期待してしまう英治の気持ちが何だか分かります。

 

個人的には彼女の桜子(咲妃みゆ)の自己中な感じがどうも好きじゃなくて、

桑野さんの事を毛嫌いしている様子だったり、

仕事中でも構わず結婚話を持ち出したりするのを見て

本当にこの人と結婚しちゃって良いの?と心配には思ったけれど、

スピーチを受けて少しでも印象が変わると良いな…なんて。

 

話し方がトゲトゲしてても、言葉はぶっきらぼうでも

英治への愛のあるメッセージだというのはちゃんと伝わりました。

3つの袋の話は…お客さんの心を掴めたのかな(笑)

 

今回も桑野というキャラクターの"意外な一面"に魅了されつつも、

そのまま良い話では終わらず、

最後はブーケトスを奪い合う女性をさりげなく皮肉るSNSの投稿で締める…といった

クスッとさせられる「らしい」展開が面白かったです。

 

でも、肝心の「桑野と誰が結婚しそうか?」の点は、

次回でいきなり四角関係の流れになるもんで、今まで桑野にじわっと好意を寄せる

心情描写を十分に描けてなかったツケが回ってきたかな…とも思えたり。

彼を愛でるドラマとしては満足しているけれど、

恋愛要素を雑に扱ってしまったのは勿体なかったのかなぁ?

 

 

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