コウノドリ(2017) 6話 感想(長めです)

 

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

今回は死産(IUFD)のお話。

原因不明…「分からない」って言葉は人を不安にさせるし、本当に辛い気持ちになるよね。

サクラ先生も何で原因が分からないんだって論文をひたすら調べてたけど、

次のために切り替えるのも大事であって。

このシーンを見て、新井先生の回(9話)を思い出してしまったよ。

あの時も自分の頑張りが報われなかったからさ、、

それと同じような辛さを感じて、胸が苦しくなった。

 

サクラが落ち込んでた中、四宮の「明日も晴れそうだな」って

空を見上げて話しかける言葉は印象的だったわ。

はっきりとした励ましではないし、何気ない言葉なんだけど、

いつものように接しようとしてる姿と明日への希望が感じられてとても良かった。

引きずらずに、また気持ちを新たにしていけば良いさ!

 

それにしても、もうすぐ産まれそうな赤ちゃんが子宮内で亡くなるっていうのは…(泣)

ある人の意見を見たんだけど、IUFDは本当にあることなんだって。

生まれる事が当たり前だとは思ってはいけないね。

赤ちゃんが出来ると「産みたい!」っていう想いがつい強くなってしまうけども、

こういった悪い場合も少しは頭に入れておかないとならないんだ。

 

亡くなってしまったから、それで「産みたくない」と思って

妊娠を辞められるかと言ったら、そうではない。

そのままにすると妊婦の体に支障をきたすから、辛くても産まなくちゃならない。

亡くなってると分かってても…ね。

そして、戸籍も作れないから、今のうちに思い出を作る事も大切なんだ。

妊娠において、「産まれる事が当たり前ではなく、むしろ素敵で幸せな事」

「亡くなってると分かっていても産まなければならない悲しさ」

「亡くなった赤ちゃんの戸籍は作れないという事」がしっかりと描かれてたから、

そのリアリティさはさすがコウノドリだな…と今回の話を見て改めて感じられました。

 

もう一つの魅力はやっぱり、シリアスとユニークさのバランスだよね。

西山さんの旦那の見た目から「殺し屋」ってあだ名を付けたり、

その怖さとは反対にプリンを差し入れとして渡してきたり、

西山さんには優しく接していたり…

あとは、四宮が下屋に賞味期限切れのプリンをあげたりね(笑)

これも含めて、全てが魅力的なんだなぁ~。

 

今回の旦那さん、本当に優しそうな人だった。

今までの話だと旦那が人任せみたいな所があったからさ、

その分、奥さんを支えてあげようという気持ちがより一層伝わったよ。

良い旦那さんもらったね…無口そうだけど一緒に寄り添ってくれてる。

 

亡くなった子に「あかり」と名付けて、

「あかり、あかりーーー!」と泣き叫んで産もうとするシーンは、

もうボロボロ泣いてしまった…。

そして、ペルソナ&旦那の粋な計らいも素敵だった。

一緒に過ごせる間できる事…

沐浴をしてあげたり、出産祝いのケーキを作ってあげたり。

その思い出の時間を提供してくれて、様子を優しく見守ってくれたペルソナのみんな…

優しい人たちが周りにいてくれて良かったね。

同じ病室にいた妊婦さんが西山さんの死産を知ってからの、

気持ちの変化っぷりも伝わった

(新しく入ってきた若い妊婦さんがわがまま言ってるのを見て怒ったりとか)。

 

西山さん夫婦にとってはバッドエンドで終わってしまうのかな…っていう

不安もあったけど、最後に友達の出産を祝うメッセージカードが

送られてきたのを見て、少し安心したよ。

 

「赤ちゃんに寄り添うってどういう事だろうね」と下屋が赤西に問いかけるシーンも、

考えさせられるものがあった。

ペルソナの一員として、医者として出来る事は何か…

赤西なりに、しっかりと学べたと思います。

今回は胸が熱くなるようなお話だったわ…本当、素敵なドラマだ。

 

 

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