コウノドリ(2015) 10話 感想と総括(長めです)

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

※視聴日:2017/10/11

 

全てハッピーエンドに終わったけれども、とても心温かくなれるような最終回でした。

上手く行きすぎたなんて事は言わないぜ!みんなが幸せになれて良かったよね♪

 

まずは、今まで赤ちゃんに会うのを拒んでいた夫婦のお2人。

染色体が18本あっていつ亡くなるのか分からない赤ちゃんだったから、

「かわいそう」だと思ってしまってなかなか会おうとしなかったんだよね。

でも、四宮先生の「あの子の1日は、あなたたち夫婦にとっての数ヶ月、数年かもしれないんです」

という言葉が刺さり、これから育てようという決意を持ってくれました。

つぼみちゃんの件があったからね、、言葉に重みがあるし、伝わって良かった…!

 

次に、雑誌記者の妊婦さん。

産科の取材をすれば、社内でのマタハラも減るかもしれない…と思ったんですな。

様々な妊婦さんや医者たちを取材する事によって、本来記事にしようと考えてた

「BABYの正体」という内容を取りやめて、今伝えたいのはこれだ!!と決意したようです。

「命のバトン」、素敵なテーマだった。

 

そして、死戦期帝王切開を受けた妊婦さん。

いきなり心臓が止まってしまって、急遽この手術をする事になったんだけど、

かなりハイレベルな手術だそうで。

下屋の適切な処置のお陰で赤ちゃんも救えたし、妊婦も意識が戻ったしで安心した!

これぞチームワーク!っていう感じでしたね。

大きな手術に挑んで成功した後のハイタッチが気持ち良い。

 

前回に続けてやってきた速水さんは、赤ちゃんをきちんと育てられるか不安だったんですよね。

シングルファザーだから大きな仕事に支障が出る、

熱が出れば急いで保育園に戻らなければいけない、、

両立できるかをずっと悩んでいて、果てには母の実家にしばらく預けようかと考えていたそう。

その両立だけでなく、赤ちゃんが生まれたと同時に母が亡くなったという事実も

いつか伝えなくてはならない…いろんな事から逃げたくなったんだね。

でも、その不安や逃げも、BABYの曲に乗せてサクラ先生の想いが伝わったようで、

最終的には部署を定時に帰れる所に異動して、頑張って育てる事に決めたようです。

この父と子の関係から、サクラ先生自身も救われたものがあって…

お互いにどこか変われたようで良かった。

「大事な命を親から受け継いで、生まれてきたんや」

施設で育ててきたお母さんからの言葉、、

これからもこの言葉を受け止めて強く生きていくであろう…。

 

最後のシーンは、クリスマスツリーの前でピアノを弾くサクラ先生でした。

ピアノを弾いてるだけでも、サクラから優しさと温かさが溢れ出てて、

何だか泣けてしまったよね。

 

とにかく、素晴らしいドラマでした!

「命」の大切さに密接に寄り添って話が描かれていて、とても丁寧で忠実だなぁという印象。

いよいよ続編が始まりますね…おかえりなさい!!

(とは言ったけど既に見ました。詳しくはレビューで書くとして、、

帰ってきたのが嬉しくなるような初回でした。)

 

 

総括

 

「命の大切さ」というテーマに丁寧に寄り添って作られた、素敵なドラマでした。

現代の赤ちゃんと妊婦が抱える問題に迫りつつ、妊婦(と夫)の赤裸々な気持ち、

赤ちゃんを救いたいという医者と助産師たちの想いが、

しっかりと話に込められていたと思います。

そして、全て上手くいくという綺麗事な感じなのではなく、頑張っても救えない命もある…

という悔しさや苦悩も表現して、リアリティ溢れる所も見ごたえがありました。

 

産科の登場人物もそれぞれ魅力的でした。

新人でちょっとおてんばな下屋、ツンツンしてるけどさりげない優しさを持った四宮、

ノリが良くて癒しキャラの小松さんと…どの人も好きになりましたよ!

中でも、サクラ先生の安心感はすごい。

強い人ではないんだけどとにかく頼もしいし、赤ちゃんを救おうというひたむきさも格好良い。

こんな人が担当だったら救われるだろうなぁ…って。

 

続編のために予習して見てみたけど、なかなか考えさせられたわ。

見て良かった!続編も引き続き楽しみにしてます^^

 

 

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