この世界の片隅に 3話 感想

  

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

前回と同じように、冒頭には
バケツリレー、砂糖不足、闇市と、
この時代の生活描写がさりげなく描かれてましたね。

 

今回はとにかくキャラのやり取りとその人となりに癒された回。
冒頭のバケツリレーだけでも幸子の存在感が存分に溢れ出ていたし、
ありんこの大群を少女が見ていて、

ぶつかって砂糖が水にぽちゃーん!もすずらしくて可愛い♪
そして、闇市で買わせにお金を渡して秘密にしておこうとする
北条(周作の母)の様子を見て、優しい気持ちにさせられる。

 

その他にも…
迷子になったら地面にスイカを落書きしてるすず。
リンと出会ってすすがスイカの絵を描いて、
アイスクリンのことを教えてあげる時のやり取り。
(何より、二階堂ふみさんがとても役にハマってて。
上品な色気が漂ってくるとともに、

「北条すず」だと知った時の冷たい表情の変化も素晴らしい)


すずが好きだったにもかかわらず、海軍との争いを必死に止め紳士的な対応をした水原。
届け物を渡しに行こうとするすずに、化粧をしてあげる径子。
アイスクリンを知らないすずに用意してあげた周作。
しまいには、んん~~っ!と二人して美味しそうに食べるシーン。
どのキャラクターも愛おしく、ひたすらに「その時代」を生きている。
(アイスクリームが映された時の映像が光り輝いて見えて、とても美しかったなぁ…)

 

最後のあれはきっと、表現の自由が狭まれる時が始まった…んだろうな。
絵もしばらく強制的に描けなくなり、ダンスも音楽も自由に表現できない時代。
だんだんと生活が厳しくなっていく中、

これからどうやってすずたちが生き延びていくのかは興味深い。

 

相変わらずじっくり、温かく、生活が描写されていて好きな作品。
ただ、やっぱり現代パートの意義をそろそろ提示して欲しい…
今回は冒頭だけだったからまだ良いが、今の所なぜあるのかよく分からない。

 

 

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