緊急取調室(2019) 1話 感想|圧巻の出来。善さんは変わらずキントリの一員!

 

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ああ、面白かった。

この一言に尽きます。事前に予習したシーズン2の出来が良かったので

今回はどうだろうと思ってましたが、全然期待を裏切らないスタートを切りましたね。

 

お馴染みの面々でシーズン3となると、最早手厚い「チームワーク」が感じられます。

組織や上司の言いなりにはならない。

ただ被疑者を"マル裸"にするためなら、調査や心理戦には一切手を抜かない。

そこには自分の持ち場で精一杯闘うプライドがある。

「プロフェッショナル」とはこういう事なんだぞと、世に知らしめるような出来でした。

 

内容や構成自体も、本作の見所である「演技合戦」「二転三転した展開」は勿論の事、

15分拡大にしながら全くダレる所のない作りにしたのも凄い。

警察署に勤める菊地(浅野温子)のシーンで新レギュラーか?と思わせてからの、

実は重要参考人だったという仕掛けが開始10分で誕生。

そこからは次々と出てくる真相を辿りつつ、

最終的に「上の者には簡単に抗えない」から必死に上り詰めるしかない

一人の女性の苦しみもさり気なく描く物語になっていました。

「上の者には簡単に抗えない」が、手柄を取らなきゃ体制変更になると言われている

キントリの面々や、上層部では暴発を隠蔽しようとする行為にもかけられているのが

更に良かったです。

 

で、緻密なストーリーが幕を閉じた後には、中田善次郎(大杉漣)さんへの愛のある配慮。

「これからもずっとキントリの一員です。ありがとう善さん。」

SNSのTLで既に知っていても、見ただけで一気に涙が込み上げてしまいました。

だって「チーム」が描かれているから。

 

善さんの後釜となった玉垣塚地武雅)はこれまた別ベクトルで特徴的なキャラでしたが、

キントリにはすっかり馴染んだようですね。ほんわかなのかと思ったら意外にも冷静。

映像解析を巧みに利用する事で、新たな面白さが味わえそうです。

 

とにかく!! 期待の上を軽々と超えた初回でした。

これから楽しみだわ〜。

 

 

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