イノセンス 冤罪弁護士 9話 感想|遂に過去最大の冤罪に立ち向かう

 

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現在に起きた殺人事件が11年前の事件と手口が似ていた…という事で、

最終章らしく、いよいよ本題に突入したって所でしょうか。

今までは断片的に挿入されていたため中々掴みきれなかったものの、

今回でガッツリ書き込んで真相を明らかにしてくれた分、

調査過程など興味深く見られたような気がします。

 

そして、前回の感想で「余韻の残る回をもっと早く出せたなら…」と書いたのですが、

多分、再審請求の難しさを残り2話の状態で取り入れてきたのには

ちゃんと意味があったのかもしれません。

幾多もの悩ましい冤罪に立ち向かい続けてからの8話の内容は、

まるで黒川(坂口健太郎)の信念を抉るトドメのよう。

そんな彼が和倉の支えによって決心した言葉が「相手を信じたい」だった。

壁にぶち当たった黒川が葛藤をどう乗り越えていくのか、事件にどう立ち向かっていくのか

の過程を描きたかったんだと考えてます。

和倉の親身に寄り添う姿も良かったです。すっかり頼もしくなったなぁ。

 

相談するシーンの後で、黒川が和倉の腕を掴む行為をしたので

「おっ、まさか…?」とは思ったのですが、その「まさか」で終わらせたのにも好印象。

恋愛描写はちょっと匂わせるくらい、視聴者の想像に託すくらいが丁度良い。

相手を気にしてるのが分かりやすいカットとか、乙女チックな劇伴の挿入とか…

やっぱりそういうのはいらんです(笑)

主人公の抱える過去、ほんのり恋愛事情、過去の事件に潜む謎と、

どうしても月9と比べたくなってしまう設定が並んでいるんですけど、

キャラ設定や演出、構成面どれに置いても、こっちの方が好きですかね。

 

最後には和倉が刺されるというベタな展開が来ましたが…

きっと生きてるはず。高確率で助かってるはず。

っていうか、曲がり角通る時点で、既に包丁は持ってるのは丸見えだったんだから、

ただ呼んで後ろを振り向かせただけじゃあ危ないに決まってますよね(汗)

「危ない!」と言って警戒させるか、急いで駆け寄って逃げるよう誘導した方が

まだ無事だったかも…。

 

 

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