アバンでの、コミカルな会話の応酬をガッツリ組み込んでるシーンを見て、
今までの掴みと違うな〜と思っていたら…やっぱり、演出家が交代してましたね。
ユルいイラストがちょっと恋しくなりました(笑)
その演出の変化もあいまって、今回の紐倉(山下智久)は
"王道のヒーロー"っぷりを見せていたんじゃないでしょうか。
真相のためなら積極的に違法捜査もする。体を張ったアクションも出来る。
ヒーローだと感じられた極め付けとしては…煙の中ドアを開けて
また違った紐倉を知れたという点では、面白かったです。
で、内容は、大切な妹に未練があり、歳をとらない事に執着する一人の女性の
話だった訳ですが…何だか昨日の「緊急取調室」とリンクするものがありました。
一つの事に囚われ、生きがいを見出し、やがて危険な道へと踏み外す…
美を求め続ける行為に反比例して記憶力を失って行くなんて、残酷過ぎますよね。
私だったら、美よりも記憶力の持続を大切にしたいかな。
過去の出来事を忘れる、つまり何かを失う事は「恐ろしいもの」として捉えられがちですが、
今後の人生を前向きに生きていく上での重要な行為でもあるんだよと。
そう教えてくれた紐倉の言葉に、今回も身に沁みました。
不変のままだったら科学技術は進歩しませんし、
むしろ失ってまた出会っての変化が繰り返されているから、
ハプニングに柔軟に対応したり、改善させて行ったりして、
今の時代に繋がってるんですもんね。妙に納得。
美にこだわる吸血鬼役に観月ありささんのキャスティングも、ぴったりでした。
ところで、輸血で若返る事例を軽く検索してみたら、
実際にそんなクリニックがあったみたいで…↓
原作がこのネタをモデルにしたのか?ドラマ製作班によるオリジナルなのか?気になります。
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