家売るオンナの逆襲 7話 感想|サンチーの言葉はど正論ではある

 

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今回は子供を作らないキャリアウーマンと、

育児をしながら働くワーキングマザーの2人のお話。

なのですが…キャラ造形も解決方法の流れも、色々と雑だったのが残念。

 

育児をする女性社員みんながみんな、良いように時短勤務を利用したり、

良いように「自分は育児もしてるから」と威張る人ばかりではないと思うんですね。

まぁこれはただの疑問にしか過ぎませんし、ここまでだったら

あくまでもドラマだからしょうがないか〜で片付けられるんですけど…

散々自分勝手な女性風に描かれてきたのに、

終盤の「あなたは十分輝いている」というサンチー(北川景子)のセリフで

「実は頑張り屋さんだった」として綺麗にまとめ上げてるのが何だか腑に落ちなかった。

そう褒めてあげられるだけの説得力が感じられなかった…って所でしょうか。

 

大変だけどどっちも精一杯頑張ってるんだよっていう「良いママ」っぷりを見せるなら、

子供のお迎え描写をちょっとだけ添える程度じゃなくて、

もっともっと仕事も育児も真面目に取り組んでいるような女性に仕立て上げるべきでした。

なぜあんなに相手の意見を否定ばかりして、自分の意見を押し通す

嫌なキャラにする必要があったのでしょう。

 

家を売る解決に至るまでの過程も、やれボーリングだの、やれ脇役のエピソードだので

尺を埋めようとしているのが目に見えます。

ボーリングはまだ良いとして、足立(千葉雄大)と留守堂(松田翔太)のラブラブ展開、

課長(仲村トオル)の不倫疑惑、新人の仕事に熱中する描写を存分に加えてしまったら

肝心の見せ所の「サンチーが斬新な方法で家を売る」部分が薄まってしまうのに…

 

二人の女性のための家を用意してあげるというオチは

いつも通りサンチーらしさが出ていて良いものの、

あれこれ盛り込んだせいで解決はアッサリしてましたし、

キャリアウーマンの方には、いつの間にかロボット掃除機が来てハッピーエンドに…

としか思えない駆け足展開になっていたのが勿体なかったです。

 

内容としてはう〜んな感じでしたが…

「女性だけ「輝け」なんていうのはおかしい」

「仕事と家事を一人でこなせる人はいないのだから、夫婦で協力し合えば良い」

とするサンチーの言葉には、唯一爽快感がありました。

会社に近い家を提案するシーンだけは、本当に面白かった…。

 

託児所が新設される事も知らないし、家事は妻に任せれば良いやと思ってた旦那なので、

ちゃんとやってくれるか心配なのですが…(苦笑)まぁ、何とかなるでしょうね。

 

 

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