このドラマの展開の読めなさは抜群ですねぇ。
まさか最初は、上層部と社長の関係者に乗り込む展開になるとは
思いもしませんでしたし、秋津(唐沢寿明)の飄々とした人柄が
「どんな行動をとるんだろう?」というワクワクさも加算させてくれています。
今回は、秋津は社長の所に、脇田(高嶋政宏)は副社長達の説得に、
そして、秋津の妻の瑛子(石野真子)も二人の援助に…と、
それぞれ別行動で活躍するストーリーとなっていました。
満遍なく描いていても話が散漫しないのは、
どの人も秋津と連絡を取り合うシーンがあったからというのもそうですが、
彼に対する「信頼」「応援」の描写がきちんと押さえられていたからこそ、
個々のエピソードやキャラが魅力的に感じられたのかもしれません。
主人公が美味しいとこ取り…ではなく、別々の所で「共闘」するストーリー。
これで面白くない訳がありません。
まるで、仲間を引き連れて戦うRPGみたいです。
で、そのゲームで置き換えるとするならば…
ラスボスは、社長を騙した横手(加藤雅也)ですね。
スーパーではカスハラ集団の代表・田端(迫田孝也)が勢力を上げていて、
繋がっているのでは?という締め方でしたが、
双方の関係の謎が明かされるのも楽しみです。
ラスボス役に加藤雅也さんのキャスティングは、ミステリアスさが漂っていて
思わず興味を引くような方ですし、
クレーマー役に迫田孝也さんなのも合ってますね。怒号に迫力がありますもん。
あんまり反抗的だと、ダンチマンにお仕置きされるかもしれないですけど…(笑)
身近なハラスメントを飛び越え、壮絶な物語になった本作も次回で最終回。
早いですねぇ…今回で最後とは言わず、
秋津さん含むコンプライアンス室の面々には残っていただいて
是非是非シーズン2を見たいくらいです!(まだ終わってないけども)
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