おお、そう来たか!なお話でした。
今までの「分かりやすく、かつ楽しい」教養コメディのスタイルから
かなり応用を効かせた印象です。
それでも、課長の心情変化、解決までの過程が丁寧に描かれていたので
今回も面白かった…。
「上司が部下の事を好きになる」のをストレートに表現しているからこそ、
見やすいだけでなく、現代社会を踏まえて考えさせられる部分もあって。
「今のプロポーズにも、弁護士の立ち合いが要る世の中になるのかなぁ」
という秋津(唐沢寿明)の言葉が突き刺さる。
相手が気になる存在なのに、「男性」「上司」というだけで行動するのに慎重になって、
課長みたく不器用な誘い方をする人がどこかにいるかもしれない。
ピュアな気持ちはハラスメントに負ける。世知辛い世の中…ですね。
前回の「男の武器」「女の武器」もそうですが、さりげない皮肉を
不快にさせないようにコメディに落とし込ませる手法は、本当に巧みな技です。
描きたいことを描ききる脚本が気持ち良い。
不器用だけど一途で、何だか可愛らしく思えるキャラクターも、
八嶋智人さんにぴったりでしたね。
次回は、「ドラマBiz」の出演経験のある、杉本哲太さんと石井正則さんがゲストです。
そういう面でも楽しみ。
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