前回に引き続き、面白かった!
次々と新事実が出て来る、飽きさせない作りが上手いです。
今回は「ベテランのキャリアウーマン」「ギスギスした人間関係」といった、
ヒューマン要素が強いお話でした。
ちょっとした事で対立して、リーダーの意見につい流れてしまって、
自分の考えを言いづらくなって…という
女性ならではの複雑な気持ちの描かれ方がリアルで、身につまされてしまう程。
うんうん、あるある…と頷きながら見てましたね。
あと、印象的だったのは、OPでの
「今日は被害者。明日は加害者。このドラマはそんな理不尽な日々を生き抜く、
すべての人の物語である」
というセリフが、見事に大竹(余貴美子)に当てはまっていた事。
単に世話ハラで厳しくしていたわけじゃなく、社長の失言通りにならないように、
17人ものパートを守るために引っ張っていっただけの事だった。
だけど、その善意が誤解され、パワハラ扱いを受けて急にクビになってしまった…
という理不尽な流れがね(泣)
「リーダーとして何とかしなくちゃ!」って責任感が強い人ほど、
抱え込んじゃう人が多いんだろうなぁと思います。
どちらの立場の女性にも共感出来る丁寧な描写でした。
前回書いたように、既に「スーパーや店員、お客様がただ平和であって欲しい」
と考えて動く主人公だという事が確立されているので、
傷付いた大竹の熱心さに気づき、すぐに行動しようとする
秋津(唐沢寿明)の人情深さも良かったです。
それにしても、「世話ハラ」「リスハラ」だの、
何でもかんでも「ハラ化」されてしまう位には、
シビアな世の中になって来ているんだなぁ…と感じますね。
考えすぎじゃない?(汗)
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