白衣の戦士! 1話 感想|"平成最後のベタ" を見せつけられた初回

 
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結論から言います。

ごめん、初回でリタイアします!!(キッパリ)

 

脚本家はこれまたリタイアした「正義のセ」の梅田みかさん。

の時点で「また主人公をドジっこに描くんじゃないかなぁ」と嫌な予感がしていまして。

更には事前番組を見て、中条さんにこのキャラは…とか、既視感漂うな…とか

不安が募りながらも とりあえず初回は見守ろうと決めていたのですが、

その不安が見事に的中してしまった感じでした。

 

既視感漂う以前に、設定や展開がベタベタ過ぎるんですよね。

もうすぐ平成も終わりだというのに「元ヤン」で「おてんば」な新人が主人公。

そんな主人公が故に当然ハプニングもやらかす。結婚したら家庭に入れという古い価値観。

「母は子供の見えない所で頑張ってるんだ」みたいな和解シーン。

 

後半から急にはるか(中条あやみ)の成長物語の展開が来るのですが、

前半で主人公の持つ"可能性"もまともに描かず、周りの看護師たちも含めて

恋やプライベートでキャッキャウフフしてる描写だらけだったので、

全然感情移入出来なかったのが残念。

「立派なナースになったね」の夏美(水川あさみ)の言葉も響いてこない。

 

演出もはるかの顔芸も「コメディやってます!」感満載でクドイのが、

個人的にはちょっと辛い…。

でも、コメディとしても、医療モノとしても、成長物語としても、

どれも中途半端だからこそ余計に辛い。

フォーン♪みたいなSEの多さ、時々入るモノローグ画面や漫画的演出の多さは

この前の「明智小五郎」のよう。(カメラワークの点では違うけど)

そして、中条あやみさんは どちらかと言うと好きだという前提で書くなら、

大声出して目ひん剥いてばっかりで、コメディエンヌな役にはまだ早いのかな…と

思っちゃいました。本当にごめんなさい。

美人さんだから、ドジっこより才能に秀でた役の方がハマる気がするんですよね…!

挿入歌も含めて本人の持つ魅力が活かしきれてないドラマでした。うーん。

 

残念な所をもう1つ書くならば、準主役の水川あさみさんは

それなりに出番はあるものの、脇役の鈴木紗理奈さんと片瀬那奈さんという

個性の強い役者さんの起用の無駄遣い感があったのも勿体なかったです。

今後焦点を当てていくのかしら。それにしたって、少しは見せ場があっても良いかと…。

 

とにかく、私はもう初回でリタイアします。

いつも3話くらいまで様子見するタイプなんですけど、

開始15分で「あ、これは良いかな」と思えたドラマが出てきたのも珍しい(汗)

同じベタならまだ「ラジエーションハウス」の方が惹かれたかなぁ。個人的には。

 

今期は今の所スタートダッシュの切れ味が悪いドラマが多いんで、

後々ダークホース的な作品が出てくると良いんだけども。

前期も去年の今頃もそうだったし…!