グッドワイフ 5話 感想|てんこ盛りだけど絡め方が絶妙

 

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宇崎竜童さん、また裁判に関わる事になるのね…(※99.9でもゲスト出演)

などと思いながら見始めた5話。

 

杏子(常盤貴子)と壮一郎(唐沢寿明)。

人気ロックスター・東城(宇崎竜童)と妻・ちなみ(銀粉蝶)。

脇坂(吉田鋼太郎)と妻・怜子(峯村リエ)の3つの離婚話を並行で描きながら、

更に怜子が壮一郎の事件の鍵を握っているという話も加えて

かなりてんこ盛りな回だった訳ですが、全くややこしく感じられないのが凄いですよね。

どれか2つのエピソードが1つの共通点をベースに絶妙に絡み合っているし、

どれか2つのエピソードが物語に面白みを持たせる役割を担っている。

これはいらないでしょう〜と思える話が1つもない、巧みな脚本です。

 

今回は杏子とちなみの2人を通して、

「悩みに悩んで決断する妻」「夫を支える妻」が共通で描かれていました。

杏子は娘が泣いた件もあり、旦那が帰ってきたら離婚するかどうかを考える決意をし。

ちなみは旦那と一緒にいる事を選んで、遺産は受け取らない決意をする結末に。

両者とも、妻として相手を思いやる描写が所々にあったため、

なぜそんな決断に至ったのか…にはしっかりと説得力があります。

(木曜の某弁護士ドラマでも「夫婦の離婚ネタ」は取り上げられてましたが、

そちらは結末までが急だったので…その分、今回の流れには満足でもある。)

 

このエピソードの重ね方だけでも十分に見応えはあるし、

1話完結ものとして成り立っているのですが、

敢えて怜子の件も含める事によって物語の闇に深みが増してるのが良いですよね。

あのラストにはゾッとしました…なぜその人の話も入れる必要があったのか、

「残り5分に衝撃の事実が!」って何の事なのかと思って見ていたら、

まさか杏子の家が盗聴されていたとは!

壮一郎パートの謎も徐々に動いてきて、Wで興味深い作品になってます。

 

事件自体の方は…ゲストが松本まりかさんだからか(?)、

事件に関与しているんじゃないかというのもありますし、

妊娠も嘘なんじゃないかとも勝手に思い込みながら見ていました。

全くのシロだった。ごめんなさい(苦笑)

キーホルダーは後々伏線になるだろうと予想してはいましたが、

そうだった、マネージャーがいたわ…と、犯人の特定に意外に思う私なのでした。

 

今回のプチゲストは三遊亭円楽さんで、

次回のゲストは、最早日曜劇場ではお馴染みの春風亭昇太さん。

この枠、落語家を役者に起用するの好きだな!(爆)

 

 

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