丈(宮沢氷魚)は自分を不倫相手として接しているから好きなんじゃないかとか、
鐘子(杏)の幸せのために、目が悪くなった事を理由に偽装記憶喪失をしているだとか…
もう、最後まで面倒くさかった(汗)
自分で相手をこうだと決めつけるなよ〜。勝手に完結させるなよ〜。
報連相がいかに大事かを思い知らされたドラマでありました。
ってか…最終回になって、丈を好きになった過程やなぜ鐘子を避けてきたかを
ネタばらしするかのようにベラベラ解説する駆け足展開…
それ、最初から相手に正直に言えば良いやん!って思うのは私だけ?
結局、男にしては気弱で器が小さくて、構ってちゃんな丈のどこに惚れたのかも
分からずじまいだったしなぁ。
まぁ、「自分に正直になれ」がテーマって事で。
鐘子と丈は空港で結ばれるという形で、何とかハッピーエンドでまとめられたと。
賢治(谷原章介)と藤堂(桐山漣)の二人は先行き不明となりましたが…
賢治は謎のボクシングで漂白されたし、
藤堂は御曹司で相手に親身に寄り添う完璧な人なんで、
いつか自分なりの幸せを見つけられる事を願いたいです。
最終回にして、私、正直な人でありたい!と決心し、
今まさに旅立とうとしている丈を止めて告白するために、
どこだかも知らないのに全力で走って空港にたどり着き、偶然同じ場で出会って、
ど真ん中でキス!!とかいつの時代やねんとか。
そんなベタなラストにするんだったら、やっぱり中盤の話は練り直すべきで、
ベタはベタに、藤堂に鐘子がとられそうでヤキモチを妬く丈の描写を
もっと増やしたら面白くなっただろうに…とか思いもしたけれど。
まぁ…鐘子たちが幸せそうならもう良いかなって(笑)
前期のドラマでは不倫する側で、初めの段階では
その役のイメージが強かった谷原章介さんでしたが。
回を重ねるごとに「心がない時の姿」「心がないフリをして素直になれない時の姿」を
きっちり演じ分けられているのが伝わる演技力の高さから、
「される側」の役も抜群にハマっていた事。
そして、ドラマの世界観を彩る楽曲を生み出す、miletさんのセンスの素晴らしさ。
最後まで見てきて、この2つが個人的収穫ではありました。
「主題歌」は本当〜〜に良かった。
毎度聞き惚れてたわ。
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