事前に「デリヘル女子たちの人間模様を描く」という内容であるのは
知っていたため、切ない系になるのだろうかとか思いながら見てみたところ…
意外にも女性の境遇が重くてビックリ。
でも、話自体は決してグッタリする気持ちになる訳ではなく、淡々とした作り。
変に泣かせようとかではなく、単純に、
主人公のフラットな目線を通して描かれていたのが良かったです。
終盤の、ゆずの保証人になってしまわないかどうかの下りには
ハラハラしましたが、女性の為に償いながら今後もあそこで仕事をし続ける…
という結末にはならなくてホッとしました^^;
軽やかで哀愁漂う劇伴が、物語の重さを軽減しているように感じられましたし、
何より、咲田(濱田岳)とゆずの今後を応援してくれている
役割を担っている印象を受けましたね。
恐らく、借金やシングルマザー、もしかしたら犯罪など、
誰にでも陥りそうな可能性のある要素をデリヘルの女性たちに落とし込み、
それを共感させる作りにすると共に、他人に踏み込み過ぎない大切さも
じっくりと本作を通して学んで行くのでしょう。
「デリヘル」の世界も、深夜ドラマだからこそ描けるものだと思います。
独自の世界観を放つ本作。次回も楽しみです。
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