役者の皆さんそれぞれ、とても個性が際立っていたとは思います。
特に、ちょっとヘタレで純粋な「斑目」という主人公は
中島健人さんにピッタリでしたし、
ここ最近、和ませ系(?)の役が多かった遠藤憲一さんは、
持ち前の渋い顔立ちを活かし、何を考えているか分からないミステリアスな演技で
見事に泥棒を演じ切られました。
ただ、最後まで見てきて感じたのは、
「何だか思ってたのと違う作りになっちゃった…」
という事です。
1話で期待を上げ過ぎちゃっただけなんですけどね。
今思うと、あの騙し騙されなエンタメ性の高いストーリーが懐かしい…
そしてやっぱり、斑目とケムさんがコンビで動く姿がもっと見たかった。
2話以降は13係がメインになってしまった為、
元々設定がある以上しょうがない物としても…
バレない範囲で裏で連絡を取り合う場面は、もう少し描けたんじゃないでしょうか。
それが上手く行ってたのは4話だけ。
残りは話を重ねるごとに緩い内容になり、意外性も減り、
終盤ではシリアスな方向に…。
見たいのはそれじゃない。それじゃないんだよ〜…。
最終回は、「今までのシリアス展開は嘘でしたー!」って引っくり返すくらいの、
明るく楽しいパーティのような締め方をして欲しかったです。
ケムさんの過去も、ケムさんと係長の繋がりのきっかけも、皇子山の妹の事も、
セリフ過多でまとめちゃったのも気になりましたね。
設定が多過ぎたんじゃないかなぁ?と思います。
脚本家が林宏司さんでしたから、1話みたいな面白さがまた来ないかと
最後までほんの期待を勝手に寄せていましたが…
結局、何だかなぁ…?という印象のままで終わってしまいました。
きっと大人の事情があったのかもしれませんね。
OPやCMに入る前のカット、主題歌は洒落ていて、そこは好みでした。
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