デジタル・タトゥー 1話 感想|"ネットの闇"のさり気ない演出にゾワッと

 

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岩井(高橋克実)とタイガ(瀬戸康史)がコンビを結成するまでの初回…

といった所でしょうか。

Vtuberやドッキリ動画、過去の話など、全5話という話数の少なさからなのか?

結構エピソードがてんこ盛りでした。

伊藤秀光(伊武雅刀)を絡めた両者の縦軸をガッツリ描いた分、

次回からは1話完結方式で誰かを救う話がメインになるのかしら。

 

そんな「縦軸」の要素が強かったため、内容自体は「ネットの世界は怖いんだよ」

「ネットの住民を信じ過ぎない方が良いよ」という

特定のターゲットを中心とした教材モノのような印象を受けましたね。

個人的には、初回を見ただけでは凄く面白い!とはならず。

今後の展開がどうなって行くか…の様子見状態な感じです。

 

ただ、タトゥーとして体に刻まれて行く描写や、SNSに書き込んだ文が

画面にハッキリ出る演出には、ちょっと興味深いものがありました。

「消せない事実」「何気ない言葉の重み」を物語ってるんですよねぇ…

執着心の持つ人がネットに住み着いている事の恐ろしさ、

好意を持って見ていた視聴者(SNS利用者)のはずが

何か新しい出来事があると手のひら返しで言動を変える恐ろしさを、

説明臭くせず演出と映像で魅せていたと思います。

そこの工夫を凝らしていけば、視聴後にゾワッとした余韻を残す…

そんな作品になるんじゃないでしょうか。

 

義理堅い岩井と闇を抱えたタイガの、コンビの相性も良いですね。

多分、岩井はタイガの事を父・秀光の息子だから気になっただけではなく、

「思った事を率直に言う」点で、過去の秀光に悪口を投げかけた自分と今のタイガが

重なって見えたのもあったのかもしれません…直感ですが。

とりあえず、コンビの活躍を見守っていきたいです。

 

そうそう…高橋克典さんと八嶋智人さんの共演で「トリビアの泉だ!」と

嬉しく思った方は、結構いるはず♪

 

 

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