印象操作は恐ろしい…を見せつけられた回。
弁護士は依頼人を助ける職業ですから、加害者側に就いてしまったら
確実に被害者側が不利に立たされてしまいますよね。
本当に、弁護士のバックアップ力は大きい。
恭介(渡邉蒼)が八巻(清水大登)を脅迫して秀子という女性を襲わせたんじゃないか、
という話が出回りましたが…
恭介にも落ち度があったのかどうかは、彼が亡くなってしまった以上真相は掴みづらい。
けれども、仮に恭介が実際に脅迫していたとしても、殺人までは犯していない訳で、
「他人の命を奪う」行為をした八巻こそ罪は重くなるべきでないのかな。
それなのに、何で彼は守られる側なのか、
何で被害者側がマスコミのネタとして弄ばれなければならないのか…と、
志方家を見ていると、恭一郎(遠藤憲一)と同じ遣る瀬なさをひしひしと感じてしまいます。
カッとなって一人で動いてしまう気持ちも分かりますが、とりあえず言えるのは…
早くそっちも弁護士を雇って!じゃないと対抗出来ないよ!!
という事。
いつか弁護士に救ってもらう回が来ると良いけど。
じゃないと、下手したら恭一郎に今度は容疑がかかって、
ますます想いはぶつけにくくなるよ…と。
そんな感じで今回も興味深く見たのですが、
やっぱり、どうも全体の雰囲気が古臭いのが気になってしまうんですよね〜。
前回では劇伴かな?と書いたものの、それだけじゃないと思う。
何でしょ。情勢を扱う今時のドラマだと、
SNSでの第三者の反応とか見出し重視のニュース記事とか(後者はチラッと映りましたが)
「ネット」を演出でメインに取り入れる印象があるんですけど、
ネットどころか、スマホを映すシーンすらも一切ないのが原因なのか…?
もう少しそういった「現代アイテム」も取り入れてみれば、
もしかしたら自分も同じ状況になるのかもしれない…と、他人事ではない題材として
多くの人に興味深く見てもらえそうな気がしますが。ちょっと勿体ない。
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