最後だけ、本当に一瞬だけ、ヒヤッとしてしまうような残酷さに襲われる回でした。
その時まで、尚(戸田恵梨香)と真司(ムロツヨシ)の幸せそうなシーンや
希望の兆しが見える描写が続いていただけに、
一気にズシンとした重みがのしかかった気分です。
真司が名前を間違えられたのに気づいてからの、無音の時間で締める演出が
更にそう感じさせらました。
ストーリーの方は、前後になってしまいますが、
コミカルとシリアスのバランスが丁度良い具合に描かれていましたね。
そして、今回が一番、戸田さんとムロさんの魅力が光っていたんじゃないかと。
尚の、純粋に楽しんでいるかと思えば、幸せが怖くて泣きそうになる…
という表情は、複雑で難しいもの。
素直に演じられているからこそ、見ている私も自然と共感してしまいます。
真司を演じるムロさんも、
コミカルな部分があるとやっぱり「らしさ」が効いてきますし、
何と言っても…「ホクロいじり」ネタは強烈でした。
あそこから生み出される二人の楽しそうなやり取りを見ると、
良い位置にあったね…話を動かすある意味重要な要素だね…と微笑ましく思ったり(笑)
いろんな点からして、キャスティングが上手く活かされました。
「好きな小説」「母の旧姓」「真司が捨てられた神社」の3つのキーワードは、
恐らく、今後の伏線になるのかもしれませんね。
侑市(松岡昌宏)との関係も含めて、どんな展開に落とし込むのか気になります。
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