べしゃり暮らし 3話 感想|ターニングポイントとしては弱かったような…

 

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プロの芸人になるための登竜門でもある「NMC漫才コンテスト」に

飛び込んでみる事で、如何に自身が環境や仲間に恵まれた日々を過ごしていたか、

如何に自身の笑いのセンスを過信していたか…を知る、という流れだった今回。

芸人としてのターニングポイントを歩む、上妻(間宮祥太朗)にとっての

重要な話となっていたでしょう。

 

しかし、話の流れから、今回の件で何か学びを得られたのか?は

上妻からはあまり感じられない印象で、

「彼のターニングポイント」を描くにはちょっと弱い作りだった気がします。

デジタルきんぎょが無名な頃のCDを聞く…というよりかは、

彼らのいるラジオの現場で、挫折からコンビ再結成までのエピソードを

弟子として部屋のそばで直接聞いている…にした方が良かったんじゃないかと思いました。

藤川(尾上寛之)から語られる結成秘話は、それはそれは胸が熱くなるもので、

芸人のたまごにはタメになる話であろうに、

なんで聞かせてやらなかったんだろう?という勿体なさがありましたね。

原作がこうなのか、脚本が展開をいじったのかは不明ですが…

 

デジタルきんぎょの話は印象的で、前より変わったね?と仕事仲間から

言われるシーンにも思わず微笑ましい気持ちになれたので、

2話のような「群像劇」ちっく、皆それぞれが何かを得て成長する物語にした方が、

今回の作りにも疑問を持つ所が少なくなったと思います…。

上妻と辻本(渡辺大知)の青春&若者の成長譚がメインとなると、

説得力に欠けてしまう感じです。

 

 

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