翔太(田中圭)が「思い立ったらすぐ行動」みたいな直感的な動きが増えてきたのは
前回の感想で触れましたが、
いかんせん、物語の構成がパターン化してきた印象を受け、少々飽きが来てしまいました。
冒頭で書いた内容と、菜奈と過ごした日々の回想シーンに主題歌が重なるのに加え。
(今回はありませんでしたが)終盤で、翔太が秘密を暴こうと不法侵入した所、
部屋の住人に見つかって暴行・誘拐の被害を受ける事になるのですが、
それが週跨ぎで何とか無事に助かる展開に落ち着くのと。
そして、新たにネタを用意して話を広げては、最後にようやく1つ伏線が回収されて
視聴者に衝撃を促す結末と。
…などなど、最近の話の作りは似通っているように思いました。
簡単に例えるなら、ごちゃごちゃごちゃ…どーん!と一気に来る感じ。
中盤に山場ってものがない。
あと何話かは知りませんが、「新たなネタを用意する」より「伏線回収」の方を
そろそろ重視させて行って欲しいです。
「話を食い繋いでいる感満載」なのが伝わるのは、もう1つ、
ミスリードの仕方の点にもあります。
前回あれだけ「匂い」に引っかかる描写をしたにもかかわらず、
二階堂(横浜流星)の黒島(西野七瀬)への違和感は「恋」で片付けてしまうのでしょうか。
正直、ここはガッカリでした。物語の鍵となると考えていた自分が虚しくなりました。
今回は「そらくんをお祭りに誘う総一」という新たなミスリードが用意されましたが、
総一を不審な人物に仕立てているものの、二階堂の件を踏まえれば、
本当に誘拐も何の目的もなく、ただのお誘いで終わってしまうような気さえします。
翔太が危機に遭う展開、ミスリード、舞台のコミカルパートなどに頼らず、
もう少し緊迫感のある話を見たいものです。
ちなみに、榎本家に付き合っていた神谷(浅香航大)はお咎めナシなんですかね?
まぁ、今の状態じゃナシにしそうだな…。
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