あなたの番です-反撃編- 13話 感想|もっと捻った展開が見たい

 

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翔太(田中圭)が「思い立ったらすぐ行動」みたいな直感的な動きが増えてきたのは

前回の感想で触れましたが、

いかんせん、物語の構成がパターン化してきた印象を受け、少々飽きが来てしまいました。

 

冒頭で書いた内容と、菜奈と過ごした日々の回想シーンに主題歌が重なるのに加え。

(今回はありませんでしたが)終盤で、翔太が秘密を暴こうと不法侵入した所、

部屋の住人に見つかって暴行・誘拐の被害を受ける事になるのですが、

それが週跨ぎで何とか無事に助かる展開に落ち着くのと。

そして、新たにネタを用意して話を広げては、最後にようやく1つ伏線が回収されて

視聴者に衝撃を促す結末と。

…などなど、最近の話の作りは似通っているように思いました。

簡単に例えるなら、ごちゃごちゃごちゃ…どーん!と一気に来る感じ。

中盤に山場ってものがない。

あと何話かは知りませんが、「新たなネタを用意する」より「伏線回収」の方を

そろそろ重視させて行って欲しいです。

 

「話を食い繋いでいる感満載」なのが伝わるのは、もう1つ、

スリードの仕方の点にもあります。

前回あれだけ「匂い」に引っかかる描写をしたにもかかわらず、

二階堂(横浜流星)の黒島(西野七瀬)への違和感は「恋」で片付けてしまうのでしょうか。

正直、ここはガッカリでした。物語の鍵となると考えていた自分が虚しくなりました。

今回は「そらくんをお祭りに誘う総一」という新たなミスリードが用意されましたが、

総一を不審な人物に仕立てているものの、二階堂の件を踏まえれば、

本当に誘拐も何の目的もなく、ただのお誘いで終わってしまうような気さえします。

 

翔太が危機に遭う展開、ミスリード、舞台のコミカルパートなどに頼らず、

もう少し緊迫感のある話を見たいものです。

ちなみに、榎本家に付き合っていた神谷(浅香航大)はお咎めナシなんですかね?

まぁ、今の状態じゃナシにしそうだな…。

 

 

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