夕暮れに、手をつなぐ 2話 感想|主人公、今回何かしたっけ?

 

 

広瀬すずさん演じる空豆は…私は全然嫌いじゃないんですよね。

いや、どちらかと言うと好きです。だからこそ、感想もしばらく続けてみようと決めた訳で。

ただ…前回と今回を見て、世間的には苦手な印象が強いのも

頷けるのかなぁ…と思ったのも事実です。

 

前回でもうっすら感じていた事ですが、本作って、会話劇に"間"がほとんどありません。

そう作られている演出が、苦手意識を高める一番の原因なのでは?という気がしています。

緩急の"緩"を無視しているかのように、矢継ぎ早に会話が続くもんですから、

ただでさえ好き嫌いが分かれやすい北川悦吏子さんの描く主人公のキャラも、

ミックス方言の癖の強さも相まって、余計にウザったく見えてしまう。

 

初回はあくまでも第一印象となる回なので、まだ受け入れられた部分もあったんですが。

私も正直、その演出のお陰で、物語の魅力度は少し減っており…

クスッとさせられるというよりかは、息苦しさや窮屈感を覚えてしまっています。

早いうちに、カットしても会話として成立出来る台詞は

なるべくカットして整理整頓した方が、

恋愛ドラマにおいて最適な魅せ方になるんではないでしょうか。

 

あと、今回を見て気になったのは…

もう少し主人公"ならでは"の動きが欲しいかな?という所。

これは別に、存在感が薄いって訳ではありません。むしろ、違う意味で残せています(笑)

私が言いたいのは…ただ単に、周りからの提案や、全体で醸し出されている雰囲気に

流されて動いているようにしか見えないって事なんですね。

物語としては一応、四角(五角?)関係を匂わせて進展はさせているんですが、

空豆が主体となって周りに、特に音(永瀬廉)に影響を与えていく様子が見当たらないから、

物足りないなぁというか…

こう言うのもなんですが、広瀬すずさんのファンだけが楽しめるような内容に

なってしまっている気もしております。

 

本作がうたっているのは「青春ラブストーリー」なので、

まずは青春からじっくりと…って事なんでしょうけどね。

でも、お互い、どこか離れがたいような、そばにいて欲しいとふと願ってしまうような、

そんな"引っかかり"を覚え始める段階に、

一歩ステップアップして欲しいと思ってしまうのです。

 

 

↓最終回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

2/12追記:

 

3話は視聴済み。

4話は未視聴ですが…キャラは好きなので、見続けるつもりではいます。

ただ、内容自体はやっぱり、2話と特に変わった印象はない上に、

他のドラマの感想が溜まってきているので、消去法でもう本作の方は良いかなぁと。

 

何しろ、脇役との絡みが多いんですよね。

その分、場面転換も増えるので、2人の心情変化が感じられにくいと言いますか。

(ぶっちゃけ、過程が弱いために、3話ラストの「いろよ」のシーンは…

某事務所かな?と思っちゃったくらいです(苦笑))

主人公を動かすだけで大分違う気がするんですけどねぇ。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

忍者に結婚は難しい 4話 感想|音無の妻の活かし方、そうなっちゃうかぁ〜…(笑)

 

 

まず、序盤のモノローグによる2人の応酬に関しては、

ついた嘘次第では自分が忍者だとバレてしまいそうなスリルを味わえて楽しかったです。

「良かった〜…」「どうする?どうする俺?」「いやったー!堪えたー!」

お互いクールな顔立ちで、冷静に接していながら

内面ではめちゃくちゃ素が出ている…っていう、このギャップですよね(笑)

相手を探っているシーンのはずが、慌てふためく様子を見ていて何だか笑えてくる。

「お互い忍者だという事を隠しながら、普通の生活を送っている」設定が最も活きていました。

 

ただ…そんな風に、序盤で期待させてもらえただけに、

(特殊任務が中心の話ではなくなった事もあってか)

結局、今回で再び「"夫婦あるある"に共感するホームドラマ」に

戻ってしまったかぁ…という残念感は否めませんでしたね。

 

個人的には、音無の妻・恵美(筧美和子)の扱いが勿体なかったのかな?と思ってます。

どんな立ち位置なのか気になったので、相関図を調べてみたら…

どうやら、伊賀一族の血を引いているものの、跡取りではなかったために

現在は専業主婦として音無(勝地涼)を支えているという立ち位置だそうで。

つまり、"ごく普通の人間"でもあり、"忍者と直接関わりを持つ者"でもある彼女は、

二面性のある登場人物ばかりの中で、唯一キーパーソンになる気がするんです。

 

だから…例えば、蛍の父・竜兵(古田新太)と蛍(菜々緒)が

外で甲賀忍者について話をしている時に、彼女に聞かれて正体を勘付かれるとか、

蛍が自分の娘と忍者ごっこで遊んでいる時のふとした動作や、

うっかり私物が見えて「もしかして忍者では…?」と察するだとか。

喧嘩をきっかけに蛍の自宅に転がり込み、蛍と交流する時間が長くなる事で、

物語が盛り上がりを見せる可能性も大いにあり得たんですけど。

作り手は「専業主婦」の方を重視してしまったようで、

せっかくの特殊な設定なのに…と、そこに歯がゆさを感じてしまいました。

 

う〜ん…何度も言いますが、キャスト的にも設定的にも

面白くなる材料は十分揃っているのに、

調理し切れていないのが気が気でならない作品ですね。

むしろ、漫画仕立てのエンディングを映像化した方が面白いんじゃないか?

という気持ちもまだ変わりません。

 

内容自体にしても…よくよく振り返ってみたら、

蛍と悟郎(鈴木伸之)の間で描かれていた"夫婦再生の兆し"を

音無夫婦に置き換えただけですし。

前回のラストで匂わせたお互いの"身バレ"についても、

終盤での映像で特定するシーンまでは何も動きはなしで。

極端に言うと、40分くらいカットして次回の内容へと直結させても

特に支障はないのでは?とすら思えてしまうのもねぇ…(汗)

 

次回はついに…との事で、忍者要素が出てくると良いんですけども。

どうかなぁ…?

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

警視庁アウトサイダー 4話 感想|急にテレ朝王道刑事ドラマっぽくなるじゃん。

 

 

一気に縦軸を進めてきたなぁ…という印象。

テレビ朝日のこの枠は通常、全9話、たまに全8話なケースが多いですが、

まだ折り返し地点でもないのに、1話完結型のスタイルを取りやめて

縦軸をメインとした連続型にもう移行したって事は、

もしかしたら7話で終わる可能性もあるんでしょうか?

っていうのは置いといて…。

 

今回の事件は、架川(西島秀俊)がマル暴時代からお世話になっていたらしい

黒石(井上肇)の死の真相を探す内容になっていたので、

初めて縦軸を盛り込む必要性は見えたのですが。

1つ引っかかるのは、架川と光輔(濱田岳)のどちらにも

異なった縦軸が存在している…って所なんですよね。

 

いや、光輔が独自で調査している父の冤罪事件にも、マル暴の人物が関わっていた事で

共通点を作ってきたので、無関係とまでは行かないんです。

でも、何年以来の模倣犯でもなければ、

"何か"を通じて2人の被害者が交友関係をとっていた訳でもないのに、

あたかも架川と光輔が「同じ事件を追っている」ように描かれている。

そこが、話に難解さを生み出してしまっているんだと思います。

光輔の方にも動きがあったように度々見せておきながら、

実際、事件の手がかりを得て犯人特定までに至ったのは架川の方"だけ"ですからね。

 

公式サイトには「それぞれが背負っていた過去の真実が明らかになり」と記載されていたので、

原作由来の設定だとしても、それを強調しての今回の内容になったのかもしれませんが。

最初から光輔の縦軸に限定した方が、興味を持ちやすかった気がしております。

 

っていうか…これはただの偏見ですが、

あそこまでハードボイルドな雰囲気を強めてしまうとなると、

「相棒」や「刑事7人」みたいな、テレビ朝日の王道の刑事ドラマと

代わり映えしなくなるのではないでしょうかね…(汗)

個人的には、前回の小ネタの匙加減が一番本作"らしく"て

ちょうど良いのかな?と思ってます。

何度も書いているように、正直、事件パート自体は、

粗っぽさや捻りのなさが目立っていて特に面白味を感じていないので。

だからこそ、クスッと笑える程度の小ネタを取り入れて、

「ちょっと新感覚な刑事ドラマ」として徹底して欲しい…と願ってしまうのです。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ